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塾通信「向上心」

2017/10/28 ささも

昔、「篠栗模型」という店がありました。

店中にプラモデルが置いてありました。

「篠栗模型」は隣の小学校の校区にあったので、中学生になってからその存在を知り、1人でプラモデルを買いに行くこともしばしばでした。

いつ行っても欲しいものがたくさんあったので、店に入る前からワクワクしていました。

みんな「篠栗模型」のことを「ささも」と呼んでいました。

私の子ども時代は、「ガンダム」が流行っていましたので、私もガンダムのプラモデルを買って作ることが多かったのですが、小学生の頃は車のプラモデルもよく作っていました。

 

友達の中にはただ作るだけではなく、きれいに色を塗ったり、完成したものをライターで焼いて、戦いの中で傷ついた感じの雰囲気を演出したりする人もいました。

それらはとてもリアルで格好良かったです。

 

最近ふと思ったのですが、「プラモデル屋さん」を見なくなりましたね。

おもちゃ屋さんの、プラモデルを置いてあるスペースも狭くなったように感じます。

 

プラモデルは、昔より流行っていないようです。

ゲームやYouTubeにとってかわられているのでしょうか?

 

プラモデルは、色々な作り方があると思いますが、説明書を見ながら、

①部品やシールが全部揃っているかどうか確認する。

②説明書を読んでイメージする。

③説明書の手順通りに作る。

というのが基本的な作り方です。

腕が上がったら①~③を理解した上で、自分なりに工夫して③の中で手順を変えてみるのも良いでしょう。

色を塗るなら、組み立てる前に塗らなければならない部品もありますので、頭を使うにはもってこいです。

 

これは数学の解き方や英語の文の作り方とよく似ています。

数学や英語を苦手にしている生徒の多くは、「手順通りに考えていく。」「手順通りに解いていく。」ということが苦手です。

または、面倒臭がる習慣がついてしまっています。

まず習った通りの方法を確認しながら丁寧に解いていく根気がない、または足りない生徒が多いものです。

その部分を養うのに、プラモデルは良いです。

中には、簡単にできなかったらすぐにあきらめてしまう癖がついてしまっている生徒もいますので、根気強く向き合っていく必要があります。

 

ここ数年、私が「この子はプラモデルをいくつか作ったら良さそうだ。」と思った生徒のお母様に、「○○君は小さい頃からプラモデルを作られていますか?」と伺ったことが何回かありましたが、みなさま「プラモデルは全く作っていませんね~。」というお答えでした。

 

ゲームやYouTubeは、次から次におもしろさや刺激を求めるばかりで、じっくりしっかり考える習慣はつきません。

むしろ、何でも「待てない」習慣がついてしまいます。

これは治りにくい悪癖です。

その結果、数学の計算問題ですら途中式を書かない、関数のグラフや平面図形や空間図形に「わかっていること」を書き込まずに頭の中だけで解こうとして解けない子ども達が増えています。

それらを書きさえすれば確実に解けるのですが、それを書かない習慣がついてしまっているものですからできていないのです。

 

今こそ、プラモデルを見直してみませんか?

「根気強さ」や「丁寧さ」を養うには時間が必要です。

プラモデル、良いと思いますよ。

 

 

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