10月30日(月)の午前中に母から電話がありました。

午後に篠栗から出てくるという内容でした。

ときどき赤間に来ます。

予定通り、14時に来ました。

少し話した後、母はトイレに行きました。

私は教室の掃除がありました。

普段はなかなか話し相手にもなれません。

トイレから戻ってきたらイスに座るように言って、掃除しながらで申し訳ないですが、話を聞こうと思って、掃除しながら待っていました。

しかしなかなか戻ってきません。

それで教室から出て見に行きますと、トイレからはもう出てきていて、床に腰を下ろしてハサミを持ち、教室の新しいスリッパの正札を切ってくれていました。

「何か役に立とうて思うばってん、力仕事ができんごとなったけん、こげなことしかできんったい。」とにこやかな表情で言いました。

元々働き者の母ですが、病気をしてからは思うように動けなくなったので、以前のようには動き回れなくなりました。

それが歯がゆいと何度か言っていました。

それでも何かしてやろうと思ったようです。

ちょっと感動しました。

篠栗からJRで赤間まで来るだけでも大変になっているのに。

母親というのはつくづく有り難い存在です。