10月15日(日)の朝は朝稽古に行けませんでした。

そこで、私は三男と夕方に土俵に行こうと約束をして、仕事に行きました。

夕方になって、私も三男も用事を済ませてから土俵に行きました。

18時30分。

すでに真っ暗でした。

雨が降っていて、寒かったです。

少し離れた所から見ると、土俵が濡れているようでした。

宮地嶽神社の土俵には屋根しかありません。

雨が降りこんだら土俵が濡れます。

濡れた土俵の上で稽古をしたら土俵が痛みますので、してはいけません。

しかし、ここまで来て何もせずに帰るのは残念でしたので、愛用のガラパゴス携帯のライトをつけて見てみました。

すると、土俵の中は無事でした。

外も一部だけしか濡れていませんでした。

早速稽古を始めました。

暗い時は平衡感覚が狂うようで、いつもよりふらふらしながら四股を踏みました。

暗いと感覚が違うということを改めて学びました。

それから10分ほどしたら目が慣れてきて、少し明るく感じて、少し周りが見えるようになりました。

お陰様でフルメニューできました。

水溜まりで足の泥を落として帰りました。

今日のこの稽古。

実はフルメニュー出来たことより、大切なことがありました。

それは、三男に「お父さんと雨の日に、暗い中で稽古した。」という思い出が出来たことです。

「わざわざこんなコンディションで」という経験もいずれ役に立ちます。

すぐにあきらめがちな若い世代。

「無理と決めつけずにやれるところまでやってみる。」

「意外とできた！」

そんな経験をさせたいと思いました。

男の子なら余計にそんな経験も必要だと思います。

こんな経験を一緒になってさせるのは、母親ではなく父親の役割だと思いますので、今日は良い仕事ができたと思い、満足して寝ました。