摺り足

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摺り足

塾通信「向上心」

2017/09/04 摺り足

9月2日(土)午前中に、相撲クラブの稽古の指揮を執ることになりました。

その時間に、毎年9月27日に開催される諏訪神社の相撲大会に出る子供達への所作指導に、宇都宮先生やその他の保護者のほとんどの方が行かれるので、私がクラブの稽古を見ることになったわけです。

数日前から普段の稽古の流れをおさらいして、さらに先生ご不在の為、余計に稽古を引き締めるために、常に全員が何かをしている状況を作る為の工夫をしました。

予定通り完璧とまではいきませんでしたが、予定に近い形で活気ある稽古になったので良かったです。

 

その中で、「基本が大切」ということを再確認しました。

私は特に四股と摺り足は重要な基礎練習だと思って、8年程研究しています。

詳しくはまたいつかこのコーナーで書きたいと思いますが、色々な指導者や経験者の方にお話を聞きながら、数少ない相撲の著書を読みながら、そして自分の体で色々と試しながら、四股と摺り足を研究してきました。

 

小4と小5に「まじめに練習をしているけれど、腰が高いので攻めきれずに逆転負けすることが多い」選手が何人かいます。

その中の1人に、摺り足の指導をしました。

ポイントは3つでした。

①急がずにゆっくりゆっくり前に進むこと。

②一歩一歩の歩幅を短くして少しずつ進むこと。

③膝を90度近く曲げること。

それらを実行した彼は、「これはきついですね。」と言っていました。

そう言ったということは、これまでしてきた摺り足の効果が小さかったということでしょう。

 

仮にフォームが良い摺り足をしたら、一歩につき「1S(摺り足)」という力が足に蓄えられて、良くないフォームで摺り足をしたら、一歩につき「0.5S(摺り足)」しか力が蓄えられないとします。

前者は100歩摺り足をすれば100Sの力がつきますが、後者は同じ100歩の摺り足をしても50Sの力しかつきません。

同じ時間を費やして同じ距離の摺り足をしても、後者は半分しか力がつきませんので、2人の差が1か月先、半年先、1年先にどれだけついているのか想像がつきます。

2人の差はどんどん開いていきますので、後者は必ず力負けしますよね。

頑張っているのに差が広がっていくことなど、考えられないことですが、そんな未来が待っているのです。

 

だから、基本となるフォームが大切です。

楽をして楽なフォームでそこそこの摺り足を続けても試合では勝てないわけです。

彼が、これからきつい方の摺り足を覚えて強くなって、試合で勝ち進む姿を見たいです。

この摺り足を続ければ、低い態勢で戦い続けられますので、相手を土俵際に追い込んだ後に逆転負けをする確率がぐっと下がります。(^o^)/

 

このことは、勉強にも言えます。

試験前の自学や受験勉強も、自分に力がついているかどうか確認しながら積み重ねなければなりません。

その意識があれば、自分に厳しく出来ます。

限られた毎日の時間の中で、勉強の質を高めていきましょう‼(^o^)/

 

 

 

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