阪神タイガースの鳥谷が本日9月8日に2000本安打を達成しました。

すばらしいですね。

プロ野球50人目だそうです。

鳥谷が大学4年の秋の日曜日に，私はたまたまテレビで鳥谷のバッティングを見ました。

テレビをつけたら早慶戦があっていて，鳥谷が打席に立っていました。

鳥谷がインコース低目の球をしなやかでやわらかいフォームできれいに打ちました。

打球はライトスタンドへ。

美しいホームランでした。

そのときに「誰やろうか？こげなバッターが阪神に欲しか～。」とつぶやきました。

そしたらドラフト自由枠で阪神に入団しましたので，とてもうれしかったです。

鳥谷と言えば，走攻守三拍子揃った選手ですが，特によく言われるのが選球眼の良さです。

ボール球には手を出しません。

ストライクが来るまで焦らずに辛抱強く待っています。

だから四球が多いのです。

だからバッティングフォームが崩れにくいのです。

「打ちたい！打ちたい！」と思ってボール球に手を出していましたらバッティングフォームが崩れてしまいます。

バッティングフォームはストライクボールを打つために日頃から作っているのですから。

受験生で言ったら，問題文をしっかりと読んで，確実に問題を解くタイプです。

問題の読み間違いをしない受験生は頼もしいです。

「早く解きたい！早く解きたい！」と思って問題を読んでいましたら，大切な部分を読み飛ばしてしまいます。

1問1問丁寧に問題文を読んで丁寧に解く。

1球1球丁寧にボールを見て丁寧に打つ。

こうして考えますと，バッティングと勉強は共通点がありますね。

私の職業病でしょうか。

何を考えても勉強のことに結びつけてしまっています。

でも，生活と勉強は切っても切り離せません。

日頃からせっかちに毎日を過ごしている生徒は，問題を解くときもせっかちに解いてしまいますので，しなくてよい間違いをしてしまいます。

「ここ，問題読んでん。」と言うと，しばらくして「あ！」と言って苦笑いしながら書き直しています。

テスト中は誰も「ここ，問題読んでん。」とは言ってくれません。

成績を上げたい人は，私生活を見つめ直すと良いです。

布団の畳み方，食器の運び方・並べ方，風呂掃除の仕方，人の話を聞くときの聴き方，などなど気をつけると効果があります。