プロ野球セ・リーグは広島で決まりのようですね。

今日までの3連戦が天王山と思っていましたので，2位の阪神が3連勝してもつれたらもっと盛り上がるなあと考えていましたが，逆に広島の2試合のサヨナラ勝ちを含む3試合連続の逆転勝ちで，大勢が決まってしまった感じです。

しかし，第1戦と第2戦の結果を見て，「阪神情けない！」と思っていたのですが，第3戦を見て，「広島が強すぎる。しょうがない。」と思えました。

阪神云々ではなく，広島がとても良いチームになっていることに気づきました。

そして勢いがすごいです。

思えば広島はFA制度ができてからずっと，地道に育てた主力選手を巨人や阪神にFA制度で引き抜かれる歴史をたどってきました。

育てては引き抜かれ，また育てては引き抜かれ…。

気の遠くなる時間だったことでしょう。

それでもめげずに生え抜きの選手を育て続けてきた結果，今の強いチームが出来上がったのだと，今日，たった今確信しました。

同時に昭和54年，55年の2年連続日本一になった頃の広島を思い出しました。

あの頃は足が速くて走塁がうまい選手が多く，すきのない野球が印象的でした。

もうクライマックスシリーズは必要ないでしょう。

これだけ強いのですから，ペナントレースで充分だと思います。

苦しみながら耐えてきてここまで来た広島東洋カープは立派だと思います。

野球だけではなく，その姿勢は今の日本の多くの企業やアマチュアスポーツの指導者が学ぶべきです。

私も学びます。

広島とソフトバンクが日本シリーズで対決した場合は，西日本の西の方だけで盛り上がる形になるのかも知れませんので気の毒な感じもしますが，強いチーム同士の戦いを見たいので，今年はそうなることを願います。

クライマックスシリーズでリーグ戦1位のチームが負けないことを祈ります。

どうか順当に勝ち上がって下さい。