月曜日の英語の時間に、中1も中2も教科書の英文を和訳する授業をしました。

みんな教科書の後ろの方の辞書のページを何度もめくりながら、単語や熟語の意味を調べて、まっ白い紙に訳を書いていきました。

向上塾には中学生用の英和辞典が3冊しかありませんので、それらを3人の生徒に渡して、あとは必要な単語や熟語の意味を私がホワイトボードに書いていきました。

「単語の意味は青で英文の上に、熟語の意味は赤で英文の下に書き込みなさい。」と私が言いましたら、中1のある生徒が「先生、熟語って何ですか？」と聞きました。

意外と熟語という言葉の意味が定着していませんでした。

「まずはここからか。」と思いながら説明をして、生徒達の様子を見ました。

個人差はありますが、全体的に黙々と作業をしていました。

このような時間帯は、みんなの集中力が高まっています。

中1の1学期から「英語が苦手」という声が上がる時代になりました。

勉強には、昔ながらのこういった地道な作業が必要です。

10以上の英文を和訳できた生徒もいれば、やっと5文和訳できた生徒もいました。

「こうやって勉強したら段々わかってくるやろ？」と聞きましたら、何人かの生徒がうなずいていました。

うなずいていない生徒は作業に時間がかかっている生徒達でした。

私は「この勉強をこれから家でしなさい。」「これで英語がわからんやら言わせんばい！」などと言いながら、生徒達の頑張っている姿を見ました。

期末試験もフクトも終わって一段落しましたので、和訳の習慣がつくように、これから何回かこのような時間を作ります。