0940-32-9250
〒811-4143 福岡県宗像市三郎丸1-1-37
受付時間 : 9:00~21:30 定休日 : 日曜・祝日(試験前でない日曜・祝日)
「考える」癖と「考える」力をつけましょう。
今日は,平成25(2013)年の向上塾の通年パンフレットの「はじめに」に掲載した文章をお読み下さいませ。
次の3つの文を比べて下さい。主語には を、動詞には を、その他の語句には を引いています。
[英 語] I love you.
[中国語] 我 愛 你。 (ウォー アイ ニー)
[日本語] 私は あなたを 愛しています。
私は、小中学生に英語の指導をするときに、『主語+動詞』又は『何は+どうする』を意識することが大切であると言い続けています。
それは、日本語と比べた場合の、英語の大きな特徴であるからです。
主語は英語や日本語を含めた世界のほとんどの国の言語で1番最初に置かれますが、動詞の位置は異なります。
日本語では最後で、その他のほとんどの国の言語では2番目、つまり主語の次です。この違いを頭の中に根付かせることができれば、英語がかなり楽になります。
逆に『主語+動詞』という意識を持てなければ、いつまで経っても英語が苦手科目になってしまいます。
先日、小学生の英語の時間に、次の問題がありました。( )内の単語を並べ替えて、日本語に合う正しい英文を作る問題です。
(1)私は6時に風呂に入ります。 ( bath / a / six / take / at / I ).
「風呂に入る:take a bath」という知識がある中学生なら簡単に解けます。
しかし、小学生はまだその熟語を習っていません。
私は見守りました。
すると、じっとして考えてI take a bath at six.という答えが出ましたので、驚きました。
そして非常に感心しました。
話を聞いてみますと、
①まず主語のI(私は)を選んで、 I
②『主語+動詞』なので、唯一の動詞のtakeを選んで、 I take
③風呂はbath a ではなくてa bathだから、 I take a bath
④「at+数字」で「…時」なので、 I take a bath at six.
になったということでした。
じっくり考えたことが良かったのだと思います。
熟語を知っていれば容易に答えが出ますが、知らなくても、考えて手順を踏めば答えは出るのです。
しかし、子ども達の中にはじっくりと考えずに、手順を踏まずに、感覚だけに頼って答えを出す子どもが多いのです。
中2や中3になっても、上記の問題でIの後にatやbathを持ってきてしまう生徒がいます。
「主語の次は何やったっけ?」と聞くと「あ、いかん。」と言いながらI takeにします。
自分で意識して解けば解けるのですが、意識しなければ考えずに答えを書いてしまうのです。
この調子で試験を受けていたら、いくら時間を使って受験勉強をして理解を増やしても結果は出ません。
そこで、「考える癖」、又は「考える習慣」を身につける必要があります。
普段から慌てている人は試験のときも慌てて解いていますし、普段から落ち着いている人は試験のときも落ち着いて解いています。
日頃の生活習慣が勉学に影響します。
そこで、日常生活の中で「考える癖」をつけなければなりません。
しかし日本は豊かになり過ぎています。便利な物が多すぎるので、考えなくても毎日は過ぎていきます。
火をつけなくてもレンジで簡単に温められますし、洗濯もボタンをいくつか押すだけで簡単にできます。
食器は手で洗わなくても洗浄機が洗ってくれます。
手で洗えば、どの食器から洗うのかという段取りを考えます。
日本は豊かになり過ぎました。
これだけ生活が便利になりますと、昔に比べてあまり考えなくても生活ができますので、「考える癖」がつきません。
「考える力」が弱くなってしまいます。
毎日何かを選択する、決める、とりわけ考えてから選択したり、決めたりすることの繰り返しが、「考える癖」「考える力」を作ります。
考えるチャンスを与えられれば、「考える習慣」ができます。
それから、学校や習い事や部活や塾で毎日忙しいので、じっくりと考える時間がないというケースもあります。
時間がないから簡単に答えが出るものを選んでしまいます。
じっくりと考えずに結論を出してしまいます。
その積み重ねが勉学に影響しています。
熟語や公式を習っても、それを利用せずに自分の感覚だけで問題を解いてしまう悪しき習慣が身についてしまってからでは、修正が難しいです。
「自分なりに努力はしている。」又は「前よりも勉強するようになった。」のに、学校の成績が上がらないという場合には、「よく考えずに問題を解いている。」という背景があることが非常に多いものです。
ご家庭では保護者の皆様がお子様に毎日考えるチャンスと考える時間をお与え下さると、「考える癖」「考える力」がつきます。
ちょっとの工夫の積み重ねが後で大きな効果を生みます。
私達も授業の内外で、生徒さん達に「考える」ことを伝えて参ります。
向上塾
〒811-4143 福岡県宗像市三郎丸1-1-37 電話番号 : 0940-32-9250 ※繋がらない場合は携帯へ090-8297-7003
18/09/17
18/09/12
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今日は,平成25(2013)年の向上塾の通年パンフレットの「はじめに」に掲載した文章をお読み下さいませ。
「考える」癖と「考える」力をつけましょう。
次の3つの文を比べて下さい。主語には を、動詞には を、その他の語句には を引いています。
[英 語] I love you.
[中国語] 我 愛 你。 (ウォー アイ ニー)
[日本語] 私は あなたを 愛しています。
私は、小中学生に英語の指導をするときに、『主語+動詞』又は『何は+どうする』を意識することが大切であると言い続けています。
それは、日本語と比べた場合の、英語の大きな特徴であるからです。
主語は英語や日本語を含めた世界のほとんどの国の言語で1番最初に置かれますが、動詞の位置は異なります。
日本語では最後で、その他のほとんどの国の言語では2番目、つまり主語の次です。この違いを頭の中に根付かせることができれば、英語がかなり楽になります。
逆に『主語+動詞』という意識を持てなければ、いつまで経っても英語が苦手科目になってしまいます。
先日、小学生の英語の時間に、次の問題がありました。( )内の単語を並べ替えて、日本語に合う正しい英文を作る問題です。
(1)私は6時に風呂に入ります。 ( bath / a / six / take / at / I ).
「風呂に入る:take a bath」という知識がある中学生なら簡単に解けます。
しかし、小学生はまだその熟語を習っていません。
私は見守りました。
すると、じっとして考えてI take a bath at six.という答えが出ましたので、驚きました。
そして非常に感心しました。
話を聞いてみますと、
①まず主語のI(私は)を選んで、 I
②『主語+動詞』なので、唯一の動詞のtakeを選んで、 I take
③風呂はbath a ではなくてa bathだから、 I take a bath
④「at+数字」で「…時」なので、 I take a bath at six.
になったということでした。
じっくり考えたことが良かったのだと思います。
熟語を知っていれば容易に答えが出ますが、知らなくても、考えて手順を踏めば答えは出るのです。
しかし、子ども達の中にはじっくりと考えずに、手順を踏まずに、感覚だけに頼って答えを出す子どもが多いのです。
中2や中3になっても、上記の問題でIの後にatやbathを持ってきてしまう生徒がいます。
「主語の次は何やったっけ?」と聞くと「あ、いかん。」と言いながらI takeにします。
自分で意識して解けば解けるのですが、意識しなければ考えずに答えを書いてしまうのです。
この調子で試験を受けていたら、いくら時間を使って受験勉強をして理解を増やしても結果は出ません。
そこで、「考える癖」、又は「考える習慣」を身につける必要があります。
普段から慌てている人は試験のときも慌てて解いていますし、普段から落ち着いている人は試験のときも落ち着いて解いています。
日頃の生活習慣が勉学に影響します。
そこで、日常生活の中で「考える癖」をつけなければなりません。
しかし日本は豊かになり過ぎています。便利な物が多すぎるので、考えなくても毎日は過ぎていきます。
火をつけなくてもレンジで簡単に温められますし、洗濯もボタンをいくつか押すだけで簡単にできます。
食器は手で洗わなくても洗浄機が洗ってくれます。
手で洗えば、どの食器から洗うのかという段取りを考えます。
日本は豊かになり過ぎました。
これだけ生活が便利になりますと、昔に比べてあまり考えなくても生活ができますので、「考える癖」がつきません。
「考える力」が弱くなってしまいます。
毎日何かを選択する、決める、とりわけ考えてから選択したり、決めたりすることの繰り返しが、「考える癖」「考える力」を作ります。
考えるチャンスを与えられれば、「考える習慣」ができます。
それから、学校や習い事や部活や塾で毎日忙しいので、じっくりと考える時間がないというケースもあります。
時間がないから簡単に答えが出るものを選んでしまいます。
じっくりと考えずに結論を出してしまいます。
その積み重ねが勉学に影響しています。
熟語や公式を習っても、それを利用せずに自分の感覚だけで問題を解いてしまう悪しき習慣が身についてしまってからでは、修正が難しいです。
「自分なりに努力はしている。」又は「前よりも勉強するようになった。」のに、学校の成績が上がらないという場合には、「よく考えずに問題を解いている。」という背景があることが非常に多いものです。
ご家庭では保護者の皆様がお子様に毎日考えるチャンスと考える時間をお与え下さると、「考える癖」「考える力」がつきます。
ちょっとの工夫の積み重ねが後で大きな効果を生みます。
私達も授業の内外で、生徒さん達に「考える」ことを伝えて参ります。
向上塾
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