受験生にとっての夏休みは，去年までの夏休みとは全く違うものでなければなりません。

受験生のみなさん，毎日家庭学習をたくさんしていますか？

受験生のみなさん，志望校は決まりましたか？

2学期になっても，「行きたい高校がないんですよね～。」などと言っている受験生の成績の伸びは毎年鈍いものです。

他人ごとではありません。

「行きたい高校がない」と言っても，どこか選ばなければなりませんし，選択肢は無限にあるわけではありません。

そこで，志望校が決まっていない，もしくは悩んでいる受験生には，各高校のオープンスクールに行くことをお勧めします。

今は私立高校だけでなく，公立高校もオープンスクールを実施していますので，日程を確認して参加してみましょう！

オープンスクールは「絶対に行かなければならない」というものではありません。

昔はオープンスクールがなく，普通科であれば，「自分がベストを尽くして頑張って行ける，できるだけ偏差値の高い高校を選ぶ」というのが，志望校の普通の決め方でした。

今はいくつかの高校のオープンスクールに行って，自分の目で見て決める受験生が増えています。

学食も見てみるとおもしろいものです。

私立高校の学食のメニューは豊富です。

運動場や図書館なども見ると良いです。

オープンスクールに行って，一目ぼれする場合もあります。

「この高校に行きたい！」と決められるような運命の出会いが待っているかも知れません。

今までここが一番と思っていた高校のオープンスクールに行ってから，「行きたくない！と思った。」という話もあります。

「百聞は一見に如かず。」のことわざ通り，自分の目で見る方が良いでしょう。

だから，複数のオープンスクールに参加した方が良いのです。

ただし，「受験する可能性がない高校」のオープンスクールに行くのはやめましょう。

受験生のみなさんにとって，毎日の勉強時間は貴重です。

オープンスクールに行って帰ってくる間は勉強ができません。

しかしときどき，「友達についてきてと言われたから。」という理由で，受験する可能性のない高校のオープンスクールに，しかも2学期になって行っている受験生もいます。

これはいけませんね。

たとえその友達が1人で行くのが心細いと言ったとしても，付き合ってあげるのが友情とは限りません。

高校受験は自立への一歩ですので，1人でも行くという強い気持ちが大切なのです。

それぐらいの決意が無ければ，3年間通うことも難しくなるでしょう。

だからそんな場合は「1人で頑張って行ってきい！応援するけん！！」と言って励ましてあげて下さい。

その方が友情です。

オープンスクールを申し込む前に，そこはしっかりと考えましょうね。

ということで受験生のみなさん，オープンスクールに参加して，貴重な情報，経験を得て下さい。

そしてオープンスクールに行くことによって，自分が受験生である，ライバルがこんなにたくさんいる，ということを感じて，受験生としての意識をより強く持つようになることが，オープンスクールに行く最大のメリットであるということを感じて欲しいと思います。

がんばれ！受験生！！