私はどうしても，3月31日(日)の巨人対阪神2回戦の阪神の継投に納得がいきませんでした。

4回で80球も投げ，コントロールが不安定だった藤浪を，どうして6回のマウンドに送ったのでしょうか。

5回が終わった時点で4対2で阪神のリードでした。

シーズンの最初の先発ですから，普段より心身ともに疲れていたことでしょう。

それでもあの巨人打線をよく2点で抑えていたというところでした。

6回からは先手先手の継投策で，開幕巨人戦2連勝の勝算が大きかったわけです。

結局6回1アウトも取れず，藤浪はノーアウト満塁のピンチを作って降板して，岩崎が打たれて同点に。

7回は桑原が打たれて逆転されて，最終的に4対8の逆転負け。

その日は仕事をしていて，テレビを見ていませんでしたので，後からインターネットで試合結果だけ見ました。

しかし今日，You Tubeで「阪神巨人開幕第二戦で藤浪の暴投をことごとく防ぐ梅野隆太郎」という動画を見て，びっくりしました。

福岡が生んだキャッチャー梅野のがんばりも凄いと思いましたが，藤浪の暴投ぶりはもっと凄かったです。

どうしてこれで6回のマウンドに送り出したのでしょうか？

期待の藤浪に立ち直って欲しいのはわかりますが，金本監督，欲張りすぎですよ。

まずは勝ち星をつけてやることが先ではありませんか？

野村監督の言葉の中に，「勝ち星は最良の薬」という意味の言葉がありました。

自信を失っているピッチャーを一人立ちさせる過程では無理して長く投げさせず，勝ち投手の権利を得たら降板させて，勝ち星をつけさせて自信をつけさせる。

まさに金言だと思います。

という文章を書きながら，「あ，これは勉強の指導や，家庭のしつけにも通じる。」と思いました。

できるところを解かせて誉める。

できることをさせて誉める。

予想以上のことができたらもっと誉める。

できなかったことには目をつぶり，できたことについて誉める。

できなかったことは本人が一番気にしているのだから，あえて責めない。

この積み重ねで，子ども達は大人達の想像以上に伸びるものですね。