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初相撲

塾通信「向上心」

2018/03/26 初相撲

昨日は、三男が所属する宮地嶽相撲クラブの稽古に行きました。

先週の日曜日も行きましたが、その時は入試が終わったばかりで体力が無さすぎましたので、廻しは巻かずに、サブ土俵で低学年の指導をするだけでした。

受験期には行けませんので、今年は昨日で2回目でした。

 

途中まではサブ土俵で低学年のぶつかり稽古を受けていましたが、先生から「和田さん!相手して下さい‼」というお声がかかりましたので、本土俵に上がりました。

 

ここからがハードでした。

身長は私より少し低いのですが、体重は私より10キロ以上重たい中2の部員との取組です。

私は身長173センチで体重70キロ。

体重は増えても73キロにしかなりません。

しかも、私が勝つ相撲をしていたら、彼が強くなる稽古にはなりません。

私は、先生が彼にされるアドバイスや高校生からの彼への指示を聞きながら、彼が戦い方や勝ち方を体で覚えられるように、考えながら相撲をとります。

しかし、私が負けすぎたら不自然ですし、勝ちすぎたら彼のやる気を削ってしまう可能性がありますので、勝ったり負けたりしながら相撲をとっていきます。

 

彼は突きを武器とする力士です。

立ち合いから両手で突いてきます。

いまの段階では彼に迷いが生じてはいけませんので、立ち合いの突きを全部受けてみました。

 

久しぶりの相撲であれば、体力的には五番でもきついのですが、良い形が出来出したのは十二番を過ぎたあたりでした。

 

それからしばらくして、68歳の先生が「代わりましょう。」と仰って、82キロの中2力士と相撲をされました。

私はすでにヘトヘトでした。

 

途中で、先生が高校生のOBに「出来てないところを言うばかりじゃなくて、良いところを見つけたら、それを言ってやりなさい。」と仰っていました。

 

結局、私は十七番の相撲をとりました。

突きを受け続けた両胸は痛く、全身筋肉痛となりましたが、相撲を教えることも勉強を教えることも共通点が多いなあと思いながら、清々しい気持ちで家路につきました。

 

彼が大会で勝ったら、私もとても大きな喜びを得られそうです。

 

 

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